面接コツ

面接時に聞きにくい質問を聞くコツ【質問タブーを聞かないのは損しかない】

2018年民間のアンケート調査によると、就活や転職活動で「聞きにくい質問」のトップ3は、”休日が希望通りに摂れるか”、”残業の量”、”給与手取りや昇給”とのこと。

 

なぜ、「聞きにくい質問」という理由は、

  • 印象が悪くなりそう
  • 休むことばかり考えていると思われそう
  • 働く意欲が低いと思われそう
  • 本や就活セミナーでNG質問と言われているから

とのマイナスイメージを心配してという意見が多いようです。

 

しかし、実際はこれらことをしっかり聞かないと「自分が会社に入った後で将来的に損する」だけでなく、「就職活動の面接などでも相手に良い印象を残せなくてマイナスイメージなる」ということをご存知でしたか??

 

本記事では、「聞きにくい質問を聞きつつ更に面接の採用評価でプラスになる」といった知っていて損のない3つのコツをお伝えしたいと思います。

■本記事の内容

  • 聞かないことは、自分が会社に入った後で将来的に損する
  • 聞かないことは、実は会社に入る前の「就職活動の面接などでも相手に良い印象を残せなくてマイナスイメージなる」ため損する
  • では、聞きにくい質問をするコツとは?

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就職活動の面接などでも相手に良い印象を残せなくてマイナスイメージで損する理由とは?

なぜ面接採用時で損になってしまうのか?

まず、面接官は教科書通りの質問回答にうんざりしている、ということが大きなポイントです。

採用側も、そのような”ありきたり”の問答の際には愛想笑しつつ、話題を変える行動をとります。大抵そのようなパターンは良い印象にはなりません。

そのあともの違う質問でも、「ネット上の記事」や「面接対策の本」の代表例となる模範解答を答えているようでは、残念ながら結果は見えてしまいますね。。。

 

なので、何か本人なりの考え方や独自性やをアピールして、相手の印象(記憶)に残させるいうことが最も重要になってきます。

 

では、どうするか??

その具体的な方法は、この後の「聞きにくい質問を聞くコツ」でお伝えしたいと思います。

会社に入った後で損することは?

ちなみに、「休日」、「残業」、「給与」に関することをしっかり聞かずに入社して、どのくらい会社を続けられますか??

 

もちろん、「思ったより良かった」という運の良いパターンもありますが、逆のパターンであったら会社に不満しか残りません。。

 

では、「休日」、「残業」、「給与」で不満となるパターンで例に挙げてみると、、

「休日」「残業」に関するものは”プライベート時間”に影響

まだ、若くて独り暮らしならさほど影響がないという方もいるようですが、30代前後になるあたりから休日に仕事が入らないことは、友人関係や家族都合で、非常に重要になってくんです。。周りにそのような方はいませんか??

 

そのとき、きちんと予定された休日に休みが取れることは、本当に重要なファクターです!

 

また、残業等もまさにそうです。特に男性なんかは、0歳~2歳の子育てのときに毎日残業で家に帰れない、という事態となってしまうと、大切な奥さんの愚痴が、、、終いには、かん尺玉が…なんて事態に本当になりかねます。

私も経験ありますが、「休日」出勤や、残業が続くと、たまにの子育てフォローだけでは、とてもとても足りなくなります。ホント。。m(__)m

 

仕事日でも残業をテキトーに切り上げられて、家族と時間を過ごせるような良い会社を選びましょうよ。

 

「給与」は将来性や家族支援の”蓄え”に直結

給与面は、将来的に持ち家等の購入や子育ての蓄えになります。

また、両親や親族などが病気や事故にあった際の家族・親族の支援にもなります。

不測の事態に備えておいて悪いことはありません。お金はやっぱり大切!

これは不変ですね。

結局 “プライベート時間”+”蓄え”が仕事の自己意欲になる

仕事時間とプライベート時間のライフタイムバランスと、ある程度必要な蓄えを満たせる会社が、言わずもがな良い会社ですね!

また、何年~何十年と長い期間をかけて仕事する中でモチベーションを保つために大切なことであると言えます。

 

実は長く生きてると、このモチベーションを保つということは「会社」「自分」「家族環境」という3つもバランスをとって満たすことが必要になってくるものなんですね。難しいものです。。

 

「自分」「家族環境」はそのときどきで変わってくることなので先々はどうなるかわかりません。

なので、せめて少なくとも「会社」だけは会社選びのときに判断できること、という点で損しないように良い会社を選びましょう

「聞きにくい質問」を聞くときは、質問に”背景”と”目的”を後付けして「論理的思考」キャラをアピールしよう

繰り返し言いますが、「聞きにくい質問を聞かないのはむしろマイナス」です。

逆に、敢えて「聞きにくい質問することで、面接のプラスになる」にもなります。

その方法と理由をお伝えします。

質問に”背景”と”目的”を後付けして「論理的思考」キャラをアピールしよう

実際に仕事をすると、上司に対して、「報告」「連絡」「相談」をする機会が多くあります。

そのときに、友人同士の雑談や飲み会の会話レベルで、とりとめもない内容を話していると大抵、怒られます。

「だらだらと前置きばかり話しされて、この人は何が言いたいんだ?」というケースです。

 

例えば、仕事中の「報告」「連絡」「相談」は、以下のプロセスで伝えると良いと言われます。

①結論⇒ ②背景(客観的事実) ⇒ ③理由(自分の考え)

 

本題に戻りますが、このような「論理的思考」が備わっているかどうか、ということは面接採用にも影響してきます。

つまり、「聞きにくい質問」を聞く際に、論理的思考(ロジカルシンキング)に沿った会話の展開として、実際は以下の①~③の流れにすると良いです。

論理的思考① 結論のコツ

 

論理的思考① 結論

聞きたい質問を率直に聞こう

遠慮せず、聞きたいことを率直に質問しましょう!

これまでお伝えした通り、損をするくらいなら、どうどうと聞いた方が得です。

 

ただ、どうしても聞きにくい雰囲気の時もありますよね?

 

その場合の、テクニックとしては、

「あの、、(2秒待っても良い)、聞きにくいことなんですがよろしいでしょうか?」

と冒頭に付け加えると良いでしょう。

 

これには2つの利点があります。

「相手が聞く姿勢(気持ちの準備)になること」「聞きにくい質問をする緊張している自分を落ち着かせる」という点です。

あまり聞き方が、わざとらしくないように気をつけてくださいね!

 

論理的思考② 背景(客観的事実)のコツ

 

論理的思考② 背景(客観的事実)

(a) 自分自身の抱える生活環境や家族環境

(b) 自己の思考プロセス結果による過去事例

の付加情報を伝える

 

それぞれ、具体例をあげると以下のような感じです。

<(a) 生活環境や家族環境の具体例>

「親や兄弟、親戚を金銭面で養っている」

「生活の面倒を見る必要がある」

「ボランティア活動をしている」

等です。

ある程度、相手が「なるほど」と思わせる理由が必要というわけですね。

<(b) 自己の思考プロセス結果の過去事例>

「過去バイトでは、お金がモチベーションで続けられた」

「お金をためて、将来〇〇したい。これが私の生きがい」

「むかし、勉強やバイトで趣味の時間はしっかりとることで、仕事も両立できた」

 

ということを、ある程度の具体例(事実)の例を挙げて、短い言葉で伝えることが大切です!

 

論理的思考③ 理由(自分の考え)のコツ

 

論理的思考③ 理由(自分の考え)

相手は、①結論と②で背景である程度想像はついている。

よって、ここは下記のいずれかを補足すると◎です。

  • 職種志望や会社を選んだ理由に関連付ける
  • 5年後ぐらいの自分の将来像を伝える

聞きにくい質問を聞いたことにより、

「だから、私はこの会社を選んだ!」

「だからこの会社でやりがいをもって仕事をやるんだ」

と、話をつなげると良いイメージに繋がります。

 

ここまでの会話の流れをもっていくことが大切です。

基本的に、面接時の「1つの質問の持ち時間は5分程度」と思ってください。

 

つまり、上記①~③の流れを、5分程度にまとめておくことがポイントです。

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【絶対にダメ】面接時の質問タブーの事例集

繰り返しになりますが、就職本や面接マニュアル、就職サイトにある、面接時の質問NG集がありますが、「そのまま受け取ってはダメ」ですよ。

絶対NGという事例集の中には、良い質問というかプラスイメージになるものもあります。

要は、本記事でお伝えしている通り、①質問⇒②背景⇒③理由としっかりと話を繋げられば、どんな質問でも良いわけです。

 

ただ、どうしても私の経験上のそのような話にならなそうな悪い質問を、ご参考までにご紹介します。

面接時に質問NGの例

面接時の質問NGは、数多くありませんので安心してください。

以下の2パターンぐらいです。

  • ただ、会社の経営理念や業種などを聞く質問

⇒ 調べればわかること(下調べ不足と思われる)

  • 質問だけでおわってしまうこと

⇒ なぜ聞いたのか相手が質問の意図がわからなくなる

 

ただ、この「面接を受ける会社の下調べ不足」になる質問は絶対にNGです。

くれぐれもここだけは注意しましょう。

ふつうの面接教科書では質問NGだけど理由次第でOKな例

現状は、人事担当が「採用目的で積極的に取り組んでいる」ところが多く、「むしろ聞いてほしい」と思っている項目です。

以下に主なパターンをご紹介します。

  • 本籍、出身地に関する質問
  • 家族や生活環境に関する質問
  • ハラスメント関連の取り組み(パワハラ、セクハラ、マタハラなど)
  • 障がい者に対する取り組みの質問
  • 男女差別
  • 手取り、30代や40代の年収、昇給制度など
  • 残業平均、休日出勤
  • 年休取得率

 

もし、上記のような「質問」に対して明確に応答できないような会社は、なにかブラックな理由があるところかもしれません。

そんな会社は、将来的にも不安なのでこちらから早めに願い下げましょう。

最後はメンタル:しっかり目線と自信を持って聞くことが全体的にプラス

いかがでしたでしょうか?

「聞きにくい質問」を聞くことのコツは決して難しいことはありません。

 

なぜなら、会社の期待に応えてしっかりモチベーションを仕事をするために、「必要なこと」だから聞くのです

 

もしかしたら、①質問、②背景、③理由の準備が大変と思う人もいるかもしれませんが、大したことはありません。

なぜなら、面接時に質問で聞ける数は、時間的に1~2個だけです。しかも、1つの質問で最大5分間ですので、そう準備できる量は限られてきます。

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繰り返しになりますが、是非面接時には「聞きにくい質問」を自信をもって聞いてみてください。

さきほども言いましたが、それに答えられないような会社は「こちらからお断りしましょう」。将来的に損することにもなりかねません。

 

明確な「③理由」があって質問をすると、採用を考える面接官側も、面接本などの教科書マニュアル人間よりも、理由がはっきりしているだけに会社に採用してしっかり働いてくれるという信頼感にも繋がります

 

最後に、おすすめする論理的思考で、役立つ本を2つご紹介しておきます。

1つは、ロジカルシンキングの基本が書かれた本です。

ロジカル面接術


 

もう1つは、メンタリストDaigoの本です。

相手の心を操れ!というタイトルですが、最初の第1部で「いい仕事」を選ぶ3つの原則として、まともなことを書いてもいます。

原則1 自分のやりたいことから考える
原則2 自分の強みから考える
原則3 ないものを求めず、持っているものを知る

後半は、相手を操るテクニックが書いてあります。面接を受ける/受けないに関わらず、読み物としても面白かったです(笑)

面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略


以上です。

本記事の内容が手助けになれば、嬉しいです。

 

 

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